第47回皇后杯のトーナメント表を考えてみる その2

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皇后杯 JFA 全日本女子サッカー選手権大会(以下:皇后杯)について、SOMPO WEリーグ(以下:WEL)勢はリーグ戦の順位通りに対戦が組まれるであろう、というところまでわかりました。

あとはプレナスなでしこリーグ1部(以下:PNL1)勢についても法則通りになっているかを確認したいと思います。

PNL1勢の振り分けは? 参照順位はいつのもの?

WEL勢の振り分けがわかったところで、PNL勢の振り分けについて考えてみます。
1回戦を省き、PNL1勢の配置を記したトーナメント表がこちらです。

PNL1勢の中では、伊賀FCくノ一三重、朝日インテック・ラブリッジ名古屋、スフィーダ世田谷FC、オルカ鴨川FCがアドバンテージを得ています。

前年・2022年シーズンのPNL1の最終順位はこのような結果でした。

1位 世田谷
2位 伊賀
3位 ハリマ
4位 C大阪堺(当時)
5位 オルカ
6位 L名古屋

ハリマがアドバンテージを得ていないこと、そして実際にアドバンテージを得た4チームは2023年シーズンのトップ4であることから、2023年シーズンの順位が参照されたと考えられます。
また第45回大会はWEL所属クラブとして皇后杯に参加していたC大阪堺が2022年にはPNL1に参加しており、2023年には参加していなかったことも理由のひとつかもしれません。

2023年、PNL1が全日程を終了したのが10月9日、皇后杯の組み合わせが発表されたのが10月16日なので、最終順位をトーナメント表に入れてみたいと思います。

あれっ? と思ってしまう振り分けです。
WEL組をこんなにきれいに振り分けたのに、PNL1組は雑な配分なの? と思いたくなります。

確かに1~4位が3回戦までにPNL1勢と対戦しない、勝ち上がった場合に3回戦では「5~8位」×「9~12位」になるようには配分されていますが、どうにもしっくりきません。

しかし、ここまで来ればもうある程度の仮説は立ちます。

  • PNL1勢のトーナメント配置は、その年のシーズン順位を参照する
  • シーズン前半戦終了時点、または中断期間がある場合はその時点の順位を参照する
  • あるいは、最終順位「1~4位」「5~8位」「9~12位」に分割し、所定の位置に抽選で割り振られている

せっかくWELが規則通りに並んでいるので、どうにかPNL1組も規則通りに並び、最後の仮説を覆してほしいものです。

つまり、この年のどこかのタイミングで節別順位が

1位 オルカ
2位 世田谷
3位 L名古屋
4位 伊賀
5位 日体大
6位 ハリマ
7位 ニッパツ
8位 バニーズ
9位 愛媛
10位 大和
11位 S大阪
12位 静岡

となっているのを見つけることができればその段階を参照したと判断できそうですし、それが区切りのいいタイミングであれば確定と断言して良さそうです。

考えられるのは、対戦が一巡した第11節終了時点か、この年開催されたFIFA女子ワールドカップのため中断されていた第15節終了時点であろうと考えられます。

2023年PNL1の全節順位を調べた

問題は、その節別順位をどうやって知るのか。

WELのようなデータベースサイトがなかったため、地道にXのPNLアカウントをさかのぼりました。
その結果がこちらです。

大変残念なお知らせです。そのような順位になったことはありませんでした。
シーズンを通じてほとんどの時期にニッパツが4位以内にいて、世田谷はほとんど5位以下を推移して、最後に両者が入れ替わったのです。

つまり残念ながら、第45回皇后杯のPNL1勢の組み合わせは順位通りに配分されたのではなく、

  • 最終順位「1~4位」「5~8位」「9~12位」に分割し、所定の位置に抽選で割り振られている
  • 完全に抽選であるが、上記3層に分かれていたのは全くの偶然

のいずれかであった、ということになります。

おおよその順位は参照していそうなので、予測できそうではあるのですが…

第47回大会のトーナメント表の結論は

結論、基本的に順位に基づいていても、ピタリその通りになっていない組み合わせが多ければ、予想できるとはいえない、と言わざるをえません。

皇后杯は天皇杯と違い予算も限られ、同日同会場で2試合、2日間で4試合分チームを集めることがあります。近い地域のチームを固めるなどして、長距離遠征のチームをできるだけ少なくするよう調整をかけているのかもしれません。

2025年のPNLは10月12日に終了する予定です。
また中断は6月29日開催の第15節から8月30日開催の第16節まで約2か月あります。
WEL終了に近い前半戦終了5月25日開催の11節終了時点でも区切りがいいかもしれません。

今年はこのトーナメント表できれいに作成されてくれれば、と願うばかりです。

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